奨学金受給者からの声
奨学金受給当時の所属でご紹介しております。
早稲田大学大学院 商学研究科 修士課程1年
郭 慧欣(カク ワイヤン)さん
金子国際文化交流財団から貴重な奨学金をいただき、心より感謝申し上げます。私は現在、広告表現が消費者に与える影響をテーマに研究を進めております。自国の大学ではデザインを学びましたが、日本の広告手法に惹かれ、さらに商学という異なる分野への挑戦を決意し、日本での進学を決めました。しかし、これまでとは異なる専門領域で研究を進めるには、土台となる知識をきちんと築く必要があり、多くの時間と労力を要します。そんな中で奨学金をいただけたことで、研究に専念できました。
この一年を通じて、多様な出身地や分野の学生の皆さんと交流できたことも、大変貴重な経験でした。日光旅行では東照宮を訪れ、歴史から人生の姿勢を学び、また研究発表会では、理系や法学など、自分とは異なる分野の知見に触れることで、大きな刺激を受けました。自分の研究分野と近い方々との出会いも、自身の研究を見つめ直すきっかけとなりました。
研究は順調に進んでおり、修了後は長年憧れていたエンタメ業界で働く予定です。かつて私が惹かれた日本文化に、今度は自ら関わり、その魅力を世界へ発信する役割を果たしていきたいと考えております。これからも一生懸命精進してまいります。温かいご支援をくださった財団の皆様に、改めまして心より感謝申し上げます。
令和6年度(2024年度)奨学生 
慶應義塾大学大学院 法研究科 修士課程1年
呉 エキ晨(ゴ エキシン)さん
令和6年度奨学金受給生の呉亦晨と申します。昨年度、財団様より奨学金を賜りましたことは、私の研究活動にとって、単なる経済的支援をはるかに超える、大きな意義と励ましとなりました。金子国際文化交流財団からの温かいご支援は、研究に打ち込む上での大きな心の支えとなり、何よりも「この研究を続け、さらに深めていこう」という、博士課程への進学という決断を固める強い後押しとなりました。現在、私は慶應義塾大学大学院法学研究科博士後期課程にて、清末訴訟法の編纂における日本法の影響を中心に研究を進めています。しかし、財団様からいただいたものは、奨学金という形だけにとどまりません。財団が主催する交流会やイベントでは、同じく奨学金を受給している素晴らしい仲間たちと出会うことができました。異国で学ぶ中で、時に感じる孤独や不安を、財団の活動を通じて知り合った友人が和らげてくれました。研究について熱く語り合い、互いに刺激し合い、また時には悩みを分かち合う――そんなかけがえのない友情を築くことができたことは、この奨学生制度における最高の喜びの一つです。
この奨学金と、そこから生まれた温かい交流の場は、私にとって単なる支援を超えた、かけがえのない財産です。皆様の寛大なご支援と温かいお心遣いに、改めて心からの感謝を捧げます。
一橋大学大学院 社会学研究科 修士課程1年
サフィラ ギーナ ファーラニ さん
2024年度奨学生のギーナです。金子国際奨学財団の皆様、あたたかいご支援をいただき、心より感謝申し上げます。奨学金のおかげで、学業や就職活動にしっかりと向き合うことができました。経済的な安心がもたらしてくれた「時間的・精神的なゆとり」は、私にとって大きな支えとなりました。 奨学生の間、特に印象深かったのは、財団で得た繋がりです。交流会や旅行で出会った奨学生の皆さんと親しい関係を築いたことが私にとって良い思い出になりました。「また会おうね」と言えるほどの仲になった友人ができたり、先に卒業した奨学生の卒業式に立ち会うことができたのも忘れられない思い出です。 こうした出会いを通じて、異なる背景や研究に取り組む仲間と価値観を互いに共有できました。その中で視野を広げたり、刺激を得ることができました。今後も財団で得た出会いを大切にしていきたいと思っています。 いつか、金子国際奨学財団からいただいたご恩を、後輩の支援や教育・国際交流を通して返していける存在になりたいと考えています。
埼玉大学大学院 理工学研究科 博士前期課程1年
シュエ ヤミン ウー さん
私は2023年から2024年にかけて奨学金を受給しています。昨年は、公益財団法人 金子国際文化交流財団様より奨学金のご支援をいただき、心より感謝申し上げます。
私は少しでも母の経済的負担を減らしたいと思い、応募させて頂きました。奨学金は学費と生活費に使わせて頂きました。
奨学金のご支援のおかげで、勉学と忙しい中で、アルバイトの時間を少し減らしても生活することができ、勉学の方に集中して取り組むこともできておりました。また、親睦旅行や懇談会、発表会において、他の奨学生や先生方々との貴重な交流の機会にも恵まれました。
現在は、就職活動や卒業に向けて卒業論文の作成を進めて参ります。これまでの成果は、皆様のご支援のおかげであり、深く感謝しております。これからは社会の立派な一員となり、皆様の力になれますように、会社の方に務めていきたいと考えております。
これからもご支援くださった皆様への感謝の気持ちを忘れず、将来の夢を実現するため、さらに勉学に励んでまいります。ご支援いただいた全ての方々に、改めて心よりお礼申し上げます。
東京学芸大学大学院 教育学研究科 博士前期課程1年
Nguyen Minh Chau (グエン ミン チャウ)さん
令和5年度金子国際文化交流財団奨学金の受給者のNguyen Minh Chauと申します。奨学生としてご採用いただき、一年間金子国際文化交流財団に多面的にご支援いただき、心より感謝しております。金子国際文化交流財団の奨学生として、経済的サポートのみならず、様々な国から集まった奨学生、または、様々な領域を専攻している有望な研究者との交流が重ねて、私は多様的な価値観や未知の知識を吸収する貴重な機会をいただきました。ある意味は、留学生生活の中に、成長ができる非常にいい刺激にもなりました。
私は臨床心理学を専攻として、現在は日本の公認心理師の資格を目指し、学習と研究を専念していきたいと思いました。修士一年次から受講する授業が多く、実習も続いていましたため、アルバイトの時間を増やせない状況でした。学業に専念するためには、金子国際文化交流財団の奨学金は不可欠だと今でも深く意識しています。奨学金を受給することにより、私は学業によりよく集中できるようになり、実力をよりよく発揮させられましたと、感謝な気持ちとともに、光栄を覚えております。
金子国際文化交流財団の同期の奨学生は全員それぞれのバックグラウンドを持っていますし、専攻が様々、経験が雄一無二ですので、彼らとの交流を通して、私の価値観、生活観、研究観が柔軟になり、豊かになりました。このような貴重な経験はさりげないことですため、国際的な視野を持ちながら、国際文化の交流に貢献できるように励ましていだたきました。心より感謝を申し上げます。
法政大学大学院 情報科学研究科 博士後期課程2年
王 耀東(オウ ヨウトウ)さん
令和5年度金子国際文化交流財団奨学金の受給者の王耀東と申します。この奨学金授与していただき、心から感謝いたします。
わたしは相互接続ネットワークに関する研究をしています、いわゆる複数のパソコンの効率性と信頼性を向上させるための繋がり方法とアルゴリズム設計に関する研究を行っています。例えば、現在のスーパーコンピューター、データセンター、サーバーグループなどはこの技術を使っています、優れた相互接続ネットワークを利用したスーパーコンピューターは値段安くてよりによく性能を出せることができます。財団のご支援により、研究に専念することができ、より深い洞察を得るためのデータ収集や解析に専念できるようになりました。また、財団の交流会では、異なる分野で活躍する国内外の研究者の方々と意見を交換する貴重な機会を得ることができ、視野を広げることができました。
今後は、研究を通じて得られた成果を実社会に還元し、より効率的で持続可能なネットワークシステムの構築に寄与したいと考えています。この度の奨学金のご支援に深く感謝申し上げるとともに、財団の名に恥じぬよう一層努力を重ねてまいります。
上智大学大学院 理工学研究科 博士後期課程2年
代 亜蘭(タイ アラン)さん
この度は、貴財団の奨学金をご支援いただき、心より感謝申し上げます。経済的な支援を通じて、学業に専念することができ、学問の探求において大きな一歩を踏み出すことができました。この機会をいただいたことに、改めて深く感謝いたします。
また、貴財団のご縁で他大学の優秀な奨学生の方々と出会うことができました。交流を通じて、学術的な視野を広げるとともに、志を同じくする多くの仲間と友情を築くことができたことは、私にとって非常に貴重な経験となりました。
さらに、何回かのイベントの中でも特に箱根旅行の企画に参加させていただき、心より感謝いたします。これらのイベントを通じて、日本の豊かな文化に触れることができました。特に、美しい自然や伝統的な温泉文化を体験することで、日本の魅力を改めて感じるとともに、この経験を周りの友人にも伝えたいと思います。貴財団が提供してくださったこの機会は、私の人生において忘れがたい思い出となりました。
最後になりましたが、このような素晴らしい支援をしてくださった貴財団に改めて深く御礼申し上げます。今後も感謝の気持ちを胸に、学業や研究に精進してまいります。
