公益財団法人金子国際文化交流財団、アジア、奨学金、

* * 沿革

沿革

1984年(昭和59年)11月
   金子泰藏先生により財団法人金子国際文化交流財団設立
      (文部省(現文部科学省)所管)
   機関誌『国際教養シリーズ』発行(昭和62年まで)
   懸賞論文「金子賞」の募集開始(平成21年まで)
    ・総募集回数 25回、総入選者数 107人
    ・受賞者に米国ウイラメット大学、東京国際大学アメリカ
     キャンパス及び現地高等学校視察招待
     (平成元年〜平成21年まで、総数87人)
    ・入選論文を毎回一冊にまとめて出版(平成3年〜21年)
 1985年(昭和60年)
   日本国内で学ぶ外国人留学生への奨学金給付事業開始
 1987年(昭和62年) 5月
   財団創設者 金子泰藏先生 昇天
 2011年(平成23年)
   異文化理解プロジェクトへの助成金給付事業開始(平成29年まで)
    中学・高校生の異文化理解のための国際交流事業への助成
 2012年(平成24年) 7月
   公益財団法人金子国際文化交流財団へ移行(内閣府所管)
 2015年(平成27年) 3月
   財団記念誌「30年の歩み」刊行
 2017年(平成29年)
  カンボジア現地学生奨学金給付事業開始(内閣府認可事業)
  カンボジア国内の大学に進学したカンボジア人へ奨学金を給付
 2018年(平成30年)8月
  青木理事長・山原理事・田中評議員がカンボジアを訪問
   ・カンボジア人奨学生との夕食会を開催
   ・カンボジア日本友好学園を視察、同校運営委員でもある教師の方々と面談
 2019年(令和元年)11月
  蜿タ理事・吉田理事・奥沢事務局長がカンボジアを訪問
   ・カンボジア人奨学生との夕食懇談会を開催
   ・カンボジア日本友好学園を視察、同校運営委員でもある教師の方々と面談
 2023年(令和5年)2月
  初めての試みとして、令和4年度留学生奨学金給付生10名の研究発表会を開催
    全学生が各自の研究を発表し質疑応答を行った
    (都合で帰国していた者もリモートで参加した)

 創設者金子泰蔵先生の波乱の生涯

 

 先生は明治37年(1904年)10月23日、印刷業を営む父堪蔵と母登良の9人兄弟姉妹の3番目として浅草東中町に生まれました。地元の旧制小中学校をへて東京商科大学予科(現一橋大学)で学びました。中学時代から英語が好きでした。大学卒業後は東京商工会議所、日本鉱業を経て出版業経営、政府参与官を務めた後、昭和26年に予備校「一橋学院」を始めました。「一橋学院」は大成功し、ついで開設した専修学校「一橋スクール・オブ・ビジネス」も成功しました。
 教育界で成功した先生は最後の仕事を大学経営であると考え、昭和40年、埼玉県川越市に「国際商科大学」(現東京国際大学)を開設しました。大学では英語教育と国際交流に力を入れましたが、さらに海外との国際文化交流を推進するために私財を投げ打って当財団を設立しました。

 2代目理事長を23年間続けられた金子泰雄先生

 

 金子泰雄先生は初代理事長金子泰蔵先生の長男として1935年に生まれました。1987年、初代理事長の逝去とともに学校法人金子教育団理事長、東京国際大学学長、当財団理事長に就任されました。金子泰雄先生は、東京国際大学を大きく成長させると共に、初代理事長の意志を継いで当財団の事業を確実に推進しました。病気で当財団理事長を退任される2010年まで、実に23年もの長きにわたって当財団に貢献されました。2012年に病気のため亡くなりましたが、当財団が今あるのも2代目理事長金子泰雄先生のおかげです。

 

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